花王で見つけた“正道”と“きれい”の意味

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― 岐阜出身の創業者にご縁を感じながらの新しい学び―(転職1ヶ月の振り返りパート2)

2週目には、花王オーストラリアの本社へ初訪問!
受付兼アドミンとして6年間勤務しているエレニさんが、まるで長年の知り合いのように、優しく色々なことを教えてくれました。
「新しい人にそうするのは当然でしょ」と始終笑顔で接してくれて、嬉しくて、心から感謝です。

花王オーストラリアの商品が並ぶ棚には、子供の頃から見慣れた商品が多くあり、とても懐かしい!

私のポジションには前任者がいなかったため、引き継ぎはなし。そんな中で、彼女のような存在がいてくれることでとても心強く感じています。

上司は、日本の本社からの駐在員で、なんと花王歴37年の大ベテラン!
そんな上司から、花王の歴史や近い未来への目標を直接聞くことができました。

花王は1887年創業。創業者・長瀬富郎は、「顔も洗えるような上質な石鹸を日本に広めたい」という想いから、1890年に高級感ある木箱入りの石鹸を初めて世に送り出しました。

そして、彼の遺言にある

天祐ハ常ニ道ヲ正シテ待ツベシ(天の助けは、常に道を正して待つべし)」

という言葉。
これは「誠実に行動し、消費者の信頼を得ること」を意味し、今では「正道を歩む」という企業理念『花王ウェイ The Kao Way』として受け継がれています。

「花王は悪いことはしませんよ(笑)」
優しい口調でポロリと語ってくれた上司の言葉に、納得できました。

そしてなんと……創業者は“岐阜出身”とのこと!
同郷の私にとっては、なんとも言えないご縁を感じてしまいました。
岐阜から東京に出て、海外からの高級な輸入香水や石鹸を扱っていた創業者の姿を想像しながら、心の中で「先輩ですね」と、密かに親近感を感じました。

Kao Global HPより

ESGや環境への取り組みも進んでいて、パッケージやボトルの再生素材化はもちろん、再生プラスチックボトルを活用してアスファルト材料をつくるといった新しい挑戦にも取り組んでいるそうです。
初めて知ることばかりで、驚きと学びの連続でした。

実は私が一時期使っていた大好きな化粧品「RMK」も、今では花王のブランド!
花王への転職を知った友人たちからは、「花王なんだね!XXXをオーストラリアにも持ってきて〜」と声が届いています(笑)それほど日本人にとっては、馴染みがあるブランドなのだなあ、と改めて知らされました。

業務については、これまでの経験を活かしてスケジュール管理や会議の議事録などを進めていますが、全く初めての業界で、ミーティングも、意味がさっぱりで、途方に暮れました。

でもそんな時も、あるシニアマネージャーが「私もメモ取ってあるから、それ使って!」と声をかけてくれて、なんとありがたい!

Kao Global HPより

そして、気に入っているのが、花王のスローガンで、ロゴに使われています。:
Kirei – Making life beautiful

“Kirei”(きれい)という言葉には、「衛生的できれい」と「見た目もきれい」、両方の意味が込められているそうです。
そのまま“Kirei”という日本語が使われているのも、なんだか嬉しい。

これからは私自身も、花王で働く以上は!外見も内面も「Kirei」であることを大切にしながら、毎日を過ごしていきたいですね!

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